2017.10.15_プリキュア、かもしれない
お気に入りの服を着るとき、ばっちりメイクをして仕上げのリップを塗ったとき、すっと気持ちが高まって、口角が上がって幸せな気持ちになる感じ。ちょっと強くいられそうな気持ち。
私は自分の容姿、特に顔に対してはものすごく劣等感があって、お化粧とかきれいにすることに長らく罪悪感のようなものがあった。どうせブスだし、という捻くれとか、あきらめとかもあった。
それでも最近、いろいろなイベントにも行くようになって、少しずつお化粧したりお洋服を選ぶことが楽しいと思えるようになってきた。仕事では全然化粧っ気が必要なところではない+長く寝ていたい欲求が勝っていてあまりやらないけれど、お休みのお出かけはばっちりメイクしていくようになった。
かわいくなりたいとかもてたいとかそういう気持ちより、「強くなりたい」って気持ちが大きい。自分の気持ちが上向くツールは多いに越したことはない。誰のためでもない、自分のために。楽しいからやる。
そうだプリキュアだ。あんなにかわいくてキラキラしたエフェクトはでないし、一瞬でかわれないし、持ってるアイテムは栄養ドリンクとかだけど。変身して、よし!って高揚して、”悪”と戦う。その”悪”は自分の中にあるものだったりする。うん、プリキュアだ。街を歩くあの子も、あの人も、プリキュアかもしれない。